その他の導入事例
「SKYPCE」に移行後も問題なく活用が浸透
NECフィールディング株式会社は、全国の自治体・文教・医療・民需分野において、ITシステムの保守・運用サービスを提供する企業です。NECグループとの連携による提案活動と、独自の直接提案活動の両輪で事業を展開し、お客様のIT基盤の安定運用をサポートしています。
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当社は2022年に、名刺情報の社内共有や、「Salesforce」との情報連携による業務効率化などを目的に名刺管理ツールを導入しました。しかし、NECグループ全体でツールは統一されていたものの、各社の個別契約だったため、グループ内での情報連携が進まないことが課題だと感じていました。前ツールの契約更改を迎えるにあたり、日本電気株式会社が「SKYPCE」をグループ包括契約で利用することを決定。当社がそのファーストユーザーの一社となりました。
名刺は個人情報なので、取り扱いには留意する必要があります。特に当社は、中央省庁など政府組織のお客様との取引も多く、システムを導入する際は、経済安全保障の観点からも一定のセキュリティが担保されていることが大切だと考えています。「SKYPCE」は、名刺のデータ化作業がすべて国内で行われる上、登録した名刺情報も日本国内のデータセンターで管理されるため、安心して使用できるサービスだと感じています。
当社では、約1,000名が名刺管理ツールを使用してきました。月ごとの名刺取り込み枚数は約4,000枚、保有している名刺データの総数は約40万枚に上ります。これだけ膨大なデータがあるので、「SKYPCE」への移行には半年程度の時間を要するのではないかと予想していました。実際には、Sky株式会社の手厚いサポートもあり、想定していた半分以下の期間で実運用にこぎつけることができました。
システムの移行や導入の際には、「いかに活用を定着させるか」を苦慮することも珍しくありません。しかし、「SKYPCE」は直感的に操作できるので、すぐに活用が進みました。移行時に配付されたマニュアルはたったの6ページ。移行後も、社員からの問い合わせはほぼありませんでした。
名刺の登録から、社内の接点の確認、訪問前の最新情報のチェックまで、日頃の営業活動のなかで「SKYPCE」を活用するシーンは多々ありますが、現場からの問い合わせが少ないことこそが、問題なく活用できている証拠だと感じています。
「SKYPCE」のスマートフォンアプリは、名刺を認識すると傾きを補正して自動撮影してくれます。社内でもその使いやすさを評価する声が多く、スキャナーの台数を半減できる見込みで、コスト削減にもつながりました。
また、以前はシステムの運用面にも課題がありました。各社のIT部門が運用を担っていたため、それぞれに管理工数が発生。当社では、月に約16時間かかっていました。グループ包括契約になれば運用を担う部門が一本化できるので、工数の削減が見込めます。
さらに、私自身は日本電気株式会社から出向中のため、以前は出向元と出向先の名刺管理ツールを別々に確認する必要がありました。今後はまとめて名刺情報を確認できるようになるので、業務効率化にも期待しています。
NECグループでは現在、システムの共通化・効率化を進めており、「SKYPCE」の導入もその一環です。
グループ内での導入が進むにつれ、各社からさまざまな機能要望も出てくることが予想されますが、Sky株式会社は熱心に製品の機能強化に取り組んでいる印象があるため、きっと応えてくれるだろうと思っています。
今後、一層NECグループとしての価値訴求を行っていく必要があるなかで、「SKYPCE」による情報連携の活性化により、営業活動のスピードアップや、同一顧客への重複アプローチの防止などの効果が見込まれます。そのほか、統合的な営業戦略の立案や、お客様への提案の品質向上が進むことにも期待しています。
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